2019年11月1日金曜日

またまた千歳 ~北海道、秋のトラウト~ ②

またまたやってきた北海道。
仕事終わり、帰りの飛行機の時間まで釣ってみた。

無事仕事も終わり、今日は帰るだけ。
台風が怖いので余裕をみた日程。いや釣りするためか。

前日、夜の仕事。普通に遅かったのだけれど、AM5時に目が覚める。

行くしかないでしょう。

朝の早い北海道とはいえもう10月。さすがに真っ暗。その道をぼちぼち千歳へ。


空港に近い町の小さな流れで単独釣行。


以前、ガイドの方に連れてきていただいたその上流部。

街のすぐ近所とは思えない。
さすが北海道。

川の土手には先客の足跡がくっきり。人ではない、鹿の足跡。

そして耳を澄ますと、鳥の声ではない。近所の工場から朝のラジオ体操の音が聞こえる。
さすが北海道。

不思議な気分だ。

そろそろと釣り始める。
いい雰囲気だが、一向に魚の気配が見えない。

全く、ルアーを追ってくる気配がない。


と、バシャバシャ、という水音。
思わず、ギャーと声を出しそうになったが、よく見ると、サケの姿。

ここまで上がってくるのね。
すごいもんだ。


これだけ、バシャバシャやってると釣れないよな。
もう川を変えようかと思ったその時、


釣れました。

30cmのニジマス。北海道のアングラーからするとチビッ子でしょうが、普段20cmそこそこのヤマメやイワナを釣っている人間からすると、十分な引きと大きさ。


ABU505改もいいを仕事して、しっかり楽しみました。


いやあ、取りあえず坊主逃れをして、落ち着きを取り戻し、ぼちぼち釣り上がる。
しかしまた、気配がない。

どうなってるの。いい雰囲気だし、下手なキャストがたまにいいところに入っても、うんともすんとも反応がない。

たまにサケが悠々と泳いでいるのみ。


はあ、自分が下手なのか、魚がいないのか、いても魚の活性が低いのか。
もう、やめようかなと思っていると、いきなり、



エゾイワナ。31cmありました。いるところにはいるのね。
こいつも私にとってはかなりの大物。

いや、かなり満足。
北海道に来て良かったと思う。



これで勢いづいて、爆釣・・・といきたいところだが、そうおいそれとはいかない。
また、無反応が続く。

それでも、



ぽつぽつと。
結構疲れて、退渓。



でも、まだ時間があったので、もう一か所。


こちらは結構、熊がいるところらしいので、ビビりながら、ぼちぼちと。
聞こえるのは風に揺れる茶色い葉の擦れる音のみ。

これぞ、北海道。

落葉が舞って釣りにくいが、いい雰囲気。


ただ、小さな魚が追ってはくるがまったく食わない。
そして、ここぞという倒木の下からはまあ何も出てこない。

ずいぶん人が入っているのだろう。道までついているので。

諦めて、早めに空港に戻り、ラーメンでも食べるかと思っていた。




今日の感じでは、瀬にはいないだろうが、糸ふけ、糸撚れをとるために、ちょっと遠投して、引いていくと、


流心の石からでてきました。元気な奴もいるのね。30cmのブラウントラウト。これもこちらではチビッ子でしょうが、まあ十分。

なんだか、ホッとしました。

それから、もっと小さいのが数匹で終了。



もっと、早く終わるつもりだったが、結局ギリギリまで。


北海道、もう少しバンバン追いかけてくるイメージでしたが、腕が悪いのか、場所が悪いのか、季節が悪いのか・・・、なかなか渋い釣り。


終わろうかなあと思うと釣れる感じでタイミングを逃してだらだらと続けてしまった。
釣りの神様はなかなかいやらしい。



で、やっぱりもう少し大きいのが欲しいなあ、と欲望だけが膨らむ。

また、釣りの神様にやられてしまった。











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