また訪れた北海道。
無理やり仕事を入れてやってくる。
で、仕事前後のたのしみはすすきのでも海鮮でもラーメンでもスープカレーでもない。
北海道のトラウトたち。
10月とはいえ全国的に平年よりあたたかな秋のこと。
以前は千歳でガイドの方に手ほどきをしていただいた。
でも、やっぱり自然の中でひとりでポツンと釣り糸をたれていたい。
釣り人の不思議な感情である。
なんとか雰囲気もわかってきたところで単独釣行となった。
季節は秋、10月終盤。本州の西ではもうすでに渓流は禁漁期間。でも北海道は一部を除いて禁漁はない。
あたたかい10月とはいえ、さすが北海道、大阪に比べると5度以上は違う。
オリンピックのマラソンをこちらでやるくらいだもの。
仕事の前日に乗り込んだ、その夕方。
宿から5分の千歳の街を流れる川へ。
街中とはいえ湧水の川はすごい透明度。
落ち葉が漂う流れの中に小さな魚たちの姿がはっきりと見える。
夕日の川に小さな虫たちが群がると、堰堤のゆったりとした流れにはその小さな魚たちがばんばんライズしはじめた。
とりあえず、竿を出さずにはいられない。
クラブ活動を終えて、家路に向かう学生さんの自転車を横目に、恥ずかしながらルアーを投げてみる。
釣れちゃいました。
チビだけどブラウントラウト。
まあこれでも、大阪ではなかなか釣ろうと思っても釣れないので。
これは爆釣かと思いきや、さすが街中、すれてます。一回追ってきたらもうあとはダメ。
それでもおチビちゃん3匹お相手してくれました。
しかし、飛行機降りて仕事前にいきなり、か。
夕日見ながらひとりでテンション上がってました。
学生さんはさぞアホやなぁ、と思いながら眺めていたことでしょう。
学生さんに笑われてもいいのです。
私は明日いい仕事ができそうな気分になれたのだから。
さすが北海道。
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