なんだか勢いで買ってしまった、ABU506M。実釣の日が来た。
ある秋のことである。
もうシーズン終了という時、なんとか時間ができた。
滅多にできない釣りなので試している場合ではないのだが、でも試さないことにははじまらない。釣りの道具として使えるかどうかわからないオークションで落としたABU506Mを持ち出した。
ミッチェルの時もそうだったが、なんせ古いので何がおこるかわからない。いきなりネジが緩んだり、ハンドルが回らなくなったりする。構造を知っていて、工具さえ持っていればなんのことはないのだろうが、こちらは初めて。なんのことかわかるまでに釣りの時間が減っていく。
でも少年の頃の憧れなのだから仕方がない。
ゆったりとした時間を過ごすためなのだ。
でもせっかく来て、釣れない釣りはつまらない。
もうすべてが支離滅裂だ。
で、キラクのSP-5EXにABU506Mを取り付けた。この竿はミッチェル408がリールシートにつかないので仕方なく手に入れたのだが、もうこの際なんでもいいのだ。
スピナー普通に投げられる。リール巻くのも問題ないなあ、と思っていたら、
割とあっさり。
小さいのでドラグ性能なんてわからないけれど、もともとそんなドラグなんて使わないのでこれで十分。
ちょっと重量は重いけど、そんなに問題ならないかな。糸撚れもミッチェル408よりはましかなあ。巻きが重いとか軽いとかの基準は私の中にはありません。糸が巻ければOK。
トラブルらしいトラブルもなくぼちぼちイワナが遊んでくれて、楽しく無事終了。
ABU506M、いいかもです。スピニングリールと違いベイルもなく全体にツルっとした形状なので持ち運びの時にもあまり草や枝に引っ掛ける感じもないし、もともと傷だらけなのでそこらに置いてもドキドキしないし。
ああ、また釣りの神様はえらいことしてくれた。他のABU500シリーズが気になってくる。
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