神保町の古本屋の店先のワゴン。
別に見るともなしに目に入ったのが「川づり入門」の文字。
思わず買ってしまった。
スーツケースにいっぱいの大きな荷物を持っているのに。
鞄のすみっこにぎりぎり入れて、大事に持って帰ってきた。
40年前に擦り切れるほど読んだ本。
当時は中身をほとんど暗記していたかと。
他にも小学館入門百科シリーズには「釣り入門」「海づり入門」などあったと思うが、この「川づり入門」が一番好きだった。
あらためて、ぺらぺらっとめくってみたが、懐かしさとともになかなか親切で面白い本だなあ、と。
釣りの楽しさからマナーにはじまり、釣りの仕掛け、釣り方、釣れない時の対処方法などなど。
また、当時人気でこの本の表紙も飾っている釣りキチ三平の作者・矢口高雄氏や巨人の監督であった長嶋茂雄氏の釣りエッセイも豪華。
長嶋氏は今まで一度も話したことも書いたこともないという内容で、当時読んだときに、「長嶋の秘密を知ってしまった!」と興奮したのを覚えている。
あらためて読んでみると、これが自分の釣りのバイブルだったかも。
今も考えていることは、なんだかほとんど変わらない。
子供の頃の出会いって、たいせつだなあ、と思った次第。
大事に置いておこう。
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