前十字靭帯断裂、半月板損傷、といったって、もともと膝関節が緩いのは実感しているし、膝痛があるわけでもなく、まあ普通に暮らしていればそんなに問題はない。
ましてや、仕事に関する正座については今までなんの心配もしたことがない。
普通の人ができない時間、2~3時間正座していても、普通に大丈夫なのだから。
ただ、医者にMRIの結果を持っていくと、できるのならば治した方がいいといわれる。
複数の医者にもセカンドオピニオンいただき、ネットでも調べました。
手術した方がいい理由
・再建によって半月板や軟骨の損傷の進行を防ぐ。
・今はないが将来的になるかもしれない、膝崩れが防げる。
・手術は年齢を重ねるとできなくなる。
・そんなに難しい手術ではなくなっている。(現在はスポーツ復帰だけではなく、専業主婦であっても切れていれば再建するという方針の病院もあった)
→将来的に半月板等の損傷がはげしくなり、正座すらできなくなることを防げる(遅くする)可能性がある。
手術しないでもいい理由
・手術をしなくても激しい運動をしないのであれば、しばらくの間、特に何の問題も出ない。(もともと、靭帯が切れて20年もそのまま暮らしている。靭帯がないままプレーした野球選手だっているらしい)
・時間がかかる。(完治までざっと1年、違和感なくなるのに2年ほど)
・リハビリが大変。(みんな大変というがやっていない者にとってはよくわからない。とにかく大変らしい)
→手術しようがしまいが体は老化する。今の生活に問題がないのであれば、今は休まずにぼちぼち暮らして、本当に支障が出てきたときに対処すればいいのではないか。
賛否両論。困りました。
まだまだ仕事をしないといけない。いわば正座ができないといけない。要は爆弾抱えてるということ。
でも、前十字靭帯再建はスポーツ医療で、正座をするための治療ではない。
ネットで調べると、「一年たって、今までどおりスポーツできるようになりました。日常生活ではちょっと正座がつらいかなってくらい。手術して良かったです。」などと書かれていると、私の場合そこが肝心やがな、となる。
また医者に「手術後、正座できますか。」と尋ねても、「そら、できるんちゃう。」くらいの返事になる。「普通の正座じゃないんです。一時間くらい正座した後、普通にすっと立てないとダメなんです。」「へぇ、それでしびれが切れないの、すごいねえ。」と会話がどうも噛み合わない。
こんな話をしていると、実際に膝の手術をした方やそのご家族とお話をする機会も何度かあり、半月板の損傷では手術後、正座が全くできないという方の話も聞き、また、手術後なんの問題もなく暮らせて、スポーツ復帰を目指している方にもお会いした。また以前スポーツをしていた方で、あまりうまくいっていない事例を知っているのかメスを入れることを極端に否定する人も何人かいた。
色々お話しを伺った方には本当にありがたいと思う。
で、まあよくわからんが、
手術をします。
今の医療を信じよう。
ちょっと休むのもいいかと思うし、年々筋力が衰えていく中、今がいいタイミングなのかも、と。
最終決めた執刀医との会話。
私「落語家人生かかってますからおねがいしますよ。」
医者「プレッシャーやなあ。でもまあ大丈夫です。」
私「ほんま、大丈夫ですか。」
医者「大丈夫やと思うよ、100%とは言わんけど。」
私「100%じゃないとは?」
医者「飛行機だって落ちることもあるしなあ。絶対落ちないとはよう言いません。」
私「でも、自信はあるんでしょ?」
医者「あるよ。」
私「ほな、大丈夫ですよね?」
医者「まあ、大丈夫ですよ」
私「まあ、とは?」
医者「まあ、大丈夫です、絶対とは言わんけど。」
私「なんやそれ・・。」
いつまでたっても会話が終わらんので止めました。
しばらくお休みして、前十字靭帯断裂と半月板損傷についての手術をします。
私も正座を生業としているものです。ブログ読ませていただきました。不安でしたがまだ30代。正座できないコメント見て不安でしたが手術受けます。
返信削除人それぞれ受傷の仕方も違いますし、参考になるかどうかはわかりませんが、お読みいただきありがとうございました。
削除不安をあおるつもりはありませんが、手術後、正座ができなくなったとか、膝が伸びなくなった方の話も直接ご本人から聞いています。また、医師によっても考え方が色々ありました。また逆に、ほぼ完治しているような方もたくさんいらっしゃいます。
手術を受けるのであれば、とにかくわかってくれる、経験のある医師を探し、そこでしっかり話をして、納得できる方法を選んで下さい。また、手術だけでなくリハビリもとても大事だと思っています。
少し時間はかかりますが、しっかり治療下さい。いい結果になることをお祈りします。